電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-18-9
発電レートが不均一な環境発電型無線センサネットワークに対応した適応クラスタ制御方式
◎前本大輝・眞田耕輔・森 香津夫(三重大)
環境発電ノード(EHN)を使用したクラスタ型無線センサネットワークでは,発電レートが地理的に偏る環境に対応したクラスタリング方式としてEHGAFが検討されているが,すべてのクラスタヘッド(CH)に均一の通信負荷がかかり,発電レートの違いにより残余電力量に偏りが生じてネットワーク寿命が短くなる問題がある.この問題を解決するためにCHの推定消費可能電力量に応じてクラスタサイズを変更し, 通信負荷分散を行うクラスタサイズ制御方式を筆者らは提案した.ところが,サイズを拡大したクラスタでは通信負荷の増加によりチャネルアクセス競合が増加してデータ収集率が低下する問題が発生した.本稿では,従来制御に加え,推定消費可能電力量の絶対量を考慮した適応クラスタサイズ制御を提案する.性能評価により,従来方式と比べて提案方式のデータ収集率が向上することを示す.