電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-18-4
自律測位機能を持つ端末混在環境での近接情報利用型位置推定法
○坪谷大輝・高橋一将・塩田茂雄(千葉大)
屋内や地下施設にはGPSの電波は届きにくいことから,屋内や地下施設ではGPSに代わる新たな位置推定手法が必要である.本研究では,一部の人物がPDRやビーコン測位などにより自律測位できる端末を所持することを想定し,端末間の近接情報(どの端末同士が近くにいるか)と自律測位機能を持つ端末(自律測位端末)の推定位置を利用して,測位機能のない端末(を所持する人物)の位置を推定する手法について検討する.位置推定の手順は以下の通りである.まず,近接情報に基づき,端末間の相互位置関係を表す相対位置マップを生成する.次いで,自律測位ができる端末の推定位置を情報を用いて,相対位置マップに並進,回転,尺度変換を施し,絶対位置マップを生成し,位置推定値を出力する.自律測位端末の推定位置に大きな誤差が含まれる場合にも,(自律測位端末の位置推定結果を上回る)良好な位置推定結果が得られることなどをシミュレーションにより確認した.