電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-17-29
28GHz帯における多重円形アレーアンテナを用いたガウシアンビーム伝搬特性の実験評価
◎笹木裕文・Doohwan Lee・福本浩之・芝 宏礼(NTT)
近年,電磁波の軌道角運動量(OAM : Orbital Angular Momentum)を用いた空間多重伝送技術が提案されている.これは,見通し環境において,異なるOAMモードの直交性を利用することにより信号の多重伝送を可能とする技術だが,送受信アンテナの構成とその設置状況によっては空間的なエネルギーの拡散や逆相合成等が生じ,受信電力が低くなってしまう場合がある.受信アンテナにおいて最適な受信信号品質を得るため,我々はこれまでに多重円形アレーアンテナ(Multi-UCA : Multi Uniform Circular Array)とガウシアンビームを用い,伝送距離に応じて適応的にビームの伝搬を制御するビーム伝搬制御技術を提案してきた.今回我々は,今後利活用が見込まれる28GHz帯を用いた伝搬実験系を構築し,Multi-UCAによるガウシアンビームの生成および伝搬制御について実験評価を行ったため報告する.