電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-17-28
ダイレクトコンバージョン受信機の位相振幅偏差補償方式の性能における一考察
○井手輝二(鹿児島高専)・藤井威生(電通大)・眞田幸俊(慶大)
ソフトウエア無線やコグニティブ無線におけるマルチモード・マルチバンドの受信機の実現にはダイレクトコンバージョン(ゼロIF及び低IF)方式が適している.しかし,実用的なシステムに対しては直交復調処理におけるミキサや /2移相器等のアナログ素子の位相及び振幅偏差の補償が必要になる.本稿では位相及び振幅偏差をパイロット方式及びブラインド方式のディジタル信号処理によって補償する方法において,ダイレクトコンバージョン方式へ適用した場合の性能評価を行っている.シミュレーション結果では、IRR(イメージ信号除去比)と処理する信号帯域の関係を明らかにした.両方式のIRRと信号帯域の関係は,相反する結果である.ゼロIFにおいても帯域とBER特性との関係は同様であると考えられる.