電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-12-4
リンク混雑度に応じた光パス収容による陸上・海底統合光ネットワークの利用効率の改善
○藤澤慎介・竹下仁士・柳町成行・Emmanuel Le Taillandier de Gabory(NEC)
クラウドサービスの普及により全世界に配置された大規模データセンタ(DC)間の通信トラヒックは今後も継続的に増加傾向にある。従来、海底光ケーブルを介するDC間通信において、陸上区間と海底区間は別々に設計・運用されていた。近年、陸揚げ局にROADMを導入し、陸上区間と海底区間を一気通貫で設計・運用する陸上・海底統合光ネットワーク方式が提案された。海底区間の光パス単価は陸上区間と比較して高額であるため、DC間通信網のCAPEX低減には海底区間の光パス収容効率の改善が課題である。本稿では海底区間の光パス収容効率改善によるCAPEX低減を目的として、リンク混雑度に応じた光パス収容方式を提案した。大規模DC間通信モデルに対して、提案方式によって、海底区間において光ファイバ使用数が最大で12%低減、光パス収容効率が最大で19%改善することをシミュレーション評価により確認した。