電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-50
波のある水面をまたぐ光無線通信の水槽試験
○澤 隆雄(JAMSTEC)・西村直喜・東條公資(島津製作所)・伊藤 伸(SAS)
本研究では波浪のある水面をまたぐ光無線通信を試みた.水面をまたぐ光は,スネルの法則や波のポテンシャル計算,波の有義波高等を考慮した計算によれば,波浪による光軸ずれは垂直入射で最大約1.10度,20度の入射角で最大約1.4度と比較的小さい.そこでビーム幅を広げた送信光を用い,通信路のうち水中部は約20m,空中部は約1mとして,水面に擾乱を与えて波を意図的に発生させながらの光無線通信を行った.通信波形のエンベロープは激しく時間変動し,光経路も大きく乱されたが,通信は途切れることなく安定して12.5Mbpsの速度を維持した.