電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-9
GI型数モード結合型3コアファイバの群遅延時間解析
◎吉田一希・藤澤 剛・佐藤孝憲・齊藤晋聖(北大)
近年,大容量伝送を可能とするためのモード分割多重技術(MDM)が盛んに研究されている.MDM伝送では,モードの群遅延時間が異なることにより受信側での処理が増大するという問題がある.MDM用ファイバの一種である結合型マルチコアファイバは,ファイバ中の摂動によるモード間結合を積極的に利用することで,群遅延広がり(GDS)を大幅に低減することができることが実験的に示され,大きな注目を集めている.本稿では,モード多重度を向上し,さらに,モード群間の群遅延時間差を低減するため,2LPモード結合型3コアファイバにおいて,GI(Graded-Index)型コアを適用した場合の群遅延時間の特性を調査し,屈折率分布を適切に調節することによって.GDSを大幅に低減可能であることを明らかにした.