電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-10-2
数モードファイバの固有モード伝播の観測 −中心コアと外周コアの比較−
國分泰雄・◎田中真琴・河田 凌(横浜国大)
モード多重伝送に用いられる数モードファイバ(FMF)のモードは,従来はLPモードが用いられてきたが,厳密固有モードを用いればMIMO信号処理も不要になる.しかし,コアに加わる楕円変形や応力などの影響で固有モードは変形する.そこで,LPモードの選択励振と近視野像観察から,前回の報告では単一コアFMFではHE21,TE01,TM01モードが固有モードであったが,今回新たに4LPモード19コアファイバを測定して,外周コアおよび中心コアのいずれでもLP11モードがある方向に主軸を持つ固有モードであることを発見した.ただし,楕円率は単一コアFMFとほぼ同じであるため,原因として楕円変形は可能性が薄い.