電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-6-34
マルチアクセス環境における通信品質要求に基づくAQM方式の検討
◎岩澤宏紀・徳永和宏・玉置真也・高谷直樹(NTT)
5G時代に向けて1Gbps超の実効通信速度を実現するため,6GHz以上の周波数帯の利用が検討されている.既存のLTEよりも高い周波数帯であるため,電波の直進性が高く,基地局当りの通信カバー範囲は狭くなると想定される.そのため,5G普及の初期段階では,LTEサービスと併用するマルチアクセス環境となることが予想される.ユーザがLTEセルと5Gセルを跨って利用する場合,LTEと5Gの速度,遅延差により,急激な通信品質の変動が生じると考えられる.帯域や遅延の変動を吸収するためには基地局などで十分なバッファ領域を確保することが有効であるが,一方で過剰なバッファによりキューイング遅延が悪化するBufferbloatが問題となる.本稿では,上記環境においても低遅延通信と高スループット通信が共存可能なアクティブキュー管理(AQM: Active Queue Management)方式を提案する.