電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-64
MU-MIMO THPの理論システム容量の導出法
◎菅沼碩文・蛭間信博(早大)・留場宏道・小野寺 毅(シャープ)・前原文明(早大)
MU-MIMOの非線形プレコーディングの一つであるTHPは,線形プレコーディング (LP) と比較して雑音強調を抑圧できることから,より一層の大容量化が実現できる一方,低CNR環境においてmodulo lossによる伝送特性の劣化が生じることから,伝送特性評価において,雑音強調だけでなくmodulo lossの影響も考慮することが極めて重要である.ところが,これまでのMU-MIMO THPのシステム容量評価では,雑音強調の影響のみを考慮した,AWGNチャネルに基づく解析が行われており,modulo lossの影響がシステム容量評価に反映されていない問題がある.本稿では,MU-MIMO THPのmodulo lossの影響が通常のWGNとは異なり,mod-Λチャネルとなることに着目し,雑音強調だけでなくmodulo lossの影響を考慮した理論システム容量の導出を行う.また,提案するmodulo lossの影響を考慮した理論システム容量をMU-MIMO LPのそれと比較し,MU-MIMO THPの有効性を明らかにする.