電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-37
5G低SHF帯超高密度分散アンテナシステムにおける屋内伝搬データを用いた送信素子選択基準に対する特性評価
○奥山達樹・須山 聡・増野 淳・奥村幸彦(NTTドコモ)・椎崎耕太郎・秋山千代志(富士通研)・筒井正文・関 宏之・箕輪守彦(富士通)
5Gでの大容量化実現に向けて,超高密度分散アンテナシステムが検討されている.超高密度分散アンテナシステムでは,多数の送信点を超高密度に分散配置し,協調伝送により端末基準の仮想的なセルを動的に構成することで,システム容量を向上させる.ここで,システム全体の総素子数を増加させるとアンテナの自由度が高まり,システム容量の向上が期待できるが,総素子数の増加に伴い信号処理の演算量やチャネル推定時のオーバーヘッドが増加する.また,システム容量向上に大きくは寄与しない送信点も使用した場合,エネルギー効率が低下する.そこで,伝送時には設置された多数の送信点/素子のうち一部を選択することを考える.従来は,最大性能確認のためにキャパシティを基準に送信点/素子を選択してきたが,キャパシティ基準では,膨大な組み合わせに対して計算を実施する必要がある.そこで本稿では,各送信点の各素子から,電力の大きい素子を選択する簡易な基準を適用する.そして,屋内伝搬実験で得られた伝搬データを用いた計算機シミュレーションにより,これらの選択基準がスループット特性に与える影響を明らかにする.