電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-5-10
差動時空間符号化伝送におけるビート干渉抑圧のための送信アンテナ間位相オフセット方式
◎佐々木 慧・佐野裕康・増田進二・岡村 敦(三菱電機)
送信ダイバーシチ利得を得られる方式として差動時空間符号化(DSTBC : Differential Space-Time Block Coding)が検討されている.DSTBCを用いて複局同時送信を行う場合,受信信号が逆位相で合成され,受信信号電力が低下するビート干渉が課題であり,送信局のアンテナ間の相関が大きいほど性能の劣化が大きくなる傾向がある.ビート干渉への対策として,周波数オフセット送信ダイバーシチ方式が提案されている.しかし,周波数オフセットの付加により,受信局では周波数偏差の推定が困難となりがちである.本稿では,送信アンテナ間の位相差を送信局ごとに変える送信アンテナ間位相オフセット方式を提案し,提案手法を導入した場合の性能を示す.