電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-15
3GHz超における吸収電力密度と体内最大温度上昇値の相関関係
◎橋本陽太・伊藤孝弘・平田晃正(名工大)
現在,第5世代移動通信システム(5G)の研究開発や標準化が推進されており,今後の無線通信では,6 GHz超の周波数帯域の利用も想定される.本研究グループでは,入射電力密度と温度上昇の関係から,平均化面積に関する検討を行なってきた.しかしながら,体外の物理量である入射電力密度は反射係数に依存するため,体内の物理量を用いた指標である吸収電力密度を用いれば,体温上昇の関係はより密接な相関が得られる可能性がある.本稿では,ダイポールアンテナとアレイによる吸収電力密度と体内温度上昇値の相関関係を検討した.その結果,6 GHz以降の周波数においては,ダイポールアンテナおよび平面波を考慮した際の加温係数はほぼ周波数に依存していないことを確認した.