電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-4-6
周波数選択フィルタを用いた相関電力解析の評価の効率化に関する検討
◎杉本藍莉(東北大)・林 優一(奈良先端大)・水木敬明・曽根秀昭(東北大)
暗号ICの非正規の入出力を利用して秘密鍵を解読するサイドチャネル攻撃が脅威となっている.暗号ICから放射される電磁波を計測し秘密鍵情報の取得性を評価する場合,暗号IC動作に伴い放射される電磁波を信号とみなすと,周辺のIC及び回路素子から放射される電磁波がノイズ成分となる.本稿では高周波のノイズ成分を計測段階で除去するためのローパスフィルタを設計・適用することでS/Nを向上させ,相関電力解析(CPA)による評価を行う.実験の結果,遮断周波数を適切に設定することで,従来手法よりも効率的に秘密鍵情報の取得性を評価できることを示した.