電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-3-14
低軌道周回衛星におけるマルチキャリアマルチモード伝送方式
○谷 重紀・早馬道也・津崎翔伍・元吉克幸・岡村 敦(三菱電機)
低軌道を周回する観測衛星システムは,観測機器の高精度化と観測頻度の増大を背景に大量のデータを短時間に伝送する必要がある.そこで,従来用いられてきたX帯よりも広帯域を利用可能なKa帯によるマルチキャリア伝送が有効である.しかし,Ka帯は降雨減衰等により信号電力が変動することから,適応変調と送信電力制御により回線成立性を維持しつつ高速化を実現することが望ましい.そこで,本稿では,観測衛星データリンクの高速化を目的に,周波数多重モードと電力合成モードを柔軟に切り替えるマルチキャリアマルチモード変調器を提案する.また,試作評価による有効性を示す.