電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-3-12
特徴検出を用いた衛星と携帯システムとの干渉モニタリング方式(28GHz帯)
○樫木勘四郎・定 知生(KDDI総合研究所)・長峰諒英・渡辺文夫(東工大)
第5世代の携帯通信では,新たな周波数として28GHz帯の使用が検討されている.この帯域は,衛星通信にも割当てられており,相互の干渉が課題になる.両者の通信仕様を考慮すると,干渉は大きくない場合もあるが,小さな干渉になると,その状態をモニタリングしようとすれば,高精度な測定方式が必要になる.筆者らは,変調波の特徴を用いた信号検出方式を検討している.衛星システムに関してはPSK信号を周波数逓倍して特徴を抽出する方式を,携帯システムはOFDM信号に付加されているCyclic Prefix(CP)を利用した信号検出方式を対象としている.本稿では,衛星システムのモデルは移動型のユーザ地球局の仕様を,携帯システムは現LTEに基づいた仕様(Proof of Concept:Poc)を想定して,特徴検出を利用した,受信電力比のモニタリング方式を検討している.両者の電力差が約20dBの場合でも,精度よく推定可能であることを示している.