電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-2-15
多周波ステップCPCミリ波レーダによる遠距離高分解能の実験的検証
○秋田 学・渡辺優人・稲葉敬之(電通大)
道路交通の安全・安心のため,ミリ波レーダを用いた自動車の衝突被害軽減機能等の技術が実用化されつつある.電波法令的にも従来の76GHz(500MHz幅)が1GHz幅に拡張され,79GHz帯も4GHzに拡張されることで高い距離分解能が期待される.一方で,パルスレーダやパルス圧縮レーダのように瞬時帯域を広くとる方式は,帯域内受信機雑音が増加し,検知距離が劣化してしまうという深刻な課題を抱えている.そこで,著者等は,狭受信機帯域幅と高距離分解能の能力を兼ね備えた多周波ステップCPCレーダを提案し60GHz帯および76GHz(ともに送信帯域幅約430MHz)にて,狭受信機帯域幅にて総送信帯域幅に相当する距離分解能が得られることを実験的にも明らかにしている。本稿では,遠距離(150m)において,車のRCSに相当する2つのコーナーリフレクタが距離分解能程度の距離差離を有する条件における本レーダの目標分離性能について実験的に検証する。