電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-2-6
ニューラルネットワークとパラメトリック推定法を用いた単一ドップラーライダのための風ベクトル再構成法
◎松尾太郎・孫 光鎬・桐本哲郎(電通大)
ドップラーライダは大気中の微粒子からのレーザ反射光を受信し,その周波数偏移から風のラディアル速度を計測する.単一ライダの観測値から風速と風向(風ベクトル)を再構成する手法として,パラメトリック推定法が提案されている.同手法は,予め設定された数理モデルと観測ラディアル速度をフィッティングすることでモデルのパラメータを推定し,風ベクトルを再構成する手法である.しかし,数理モデルと実際の風速場に差異がある場合,精度を保持できない.本稿では,ニューラルネットワークを用いて局所的な領域ごとに数理モデルを選定し,そのモデルに基づいてパラメータを推定する手法を提案する.数値計算による評価を行い,提案法の有効性を示す.