電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
B-1-122
複数サイクリック相関を用いた所望波の到来方向推定法の性能改善に関する一検討
◎神谷悠太・菊間信良・榊原久二男(名工大)
近年,通信技術の発展により電波伝搬環境が複雑化しており,高分解到来方向推定や不要な干渉波の影響を低減する技術が求められている.その中で,ディジタル変調信号の周期定常性に基づくサイクリック相関を用いたCyclic法は所望波のみの到来方向推定が可能であり,注目されつつある.しかしながら,スナップショット数が有限であると,相関行列に残留する干渉波成分が推定精度に悪影響を及ぼす.そこで本研究では,複数のサイクリック相関を同相合成し単一の相関値を用いる場合よりも高い相関値を得る.更に,干渉波の影響を直接低減する一般固有値展開を導入し,Cyclic法の性能改善について検討を行う.