電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-18-1
スマートフォンを用いた音声情報に基づく生体ビット列の生成手法に関する一検討
◎原田亜紀・山崎 恭(北九州市大)
近年,スマートフォン上で安全かつ便利なユーザ認証手段として,生体認証が注目されている.その中でもテンプレート保護型生体認証に期待が高まっている.テンプレート保護型生体認証では,誤り訂正符号を用いて生体情報の誤差を許容する手法が主流であるが,生体情報を有限体上の値に変換したデータ(以下,生体ビット列)が必要となる.そこで,本稿ではスマートフォンから取得可能な音声情報に基づく生体ビット列生成手法を提案し,提案手法の信頼性を評価した.
実験の結果,無響室で取得した音声と比較的雑音レベルの小さい環境を想定した音声において,十分な個人性,乱数性を有し,さらに、特徴量に対する重み付けを行うことでより個人性の高い生体ビット列を生成できる可能性のあることが確認された。