電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-9-11
超広帯域レーダによるドローンの遠隔検出の基礎検討
◎中村僚兵・葉玉寿弥(防衛大)
近年,荷物配送や災害時の状況監視などで,複数の回転翼をもつドローンの利活用が活発化している.その一方で,重要施設への無許可飛行や落下などの事件も発生しており,悪因のあるドローンを検出し,早期に捕獲するシステムの実現が喫緊の課題となっている.そこで,筆者らは超広帯域(UWB)レーダによるドローンの遠隔検出について検討している.これまでの研究で,UWBレーダによりドローンの特徴的な反射信号(本体とローター部からの反射の分離)が得られ,鳥などの他の飛来物との分離識別への有効な特徴として期待できることを明らかにした.ここでは,レーダに対してドローンが同じ高度で正面から接近する場合について検討したが,実際の運用を考えると様々な角度や高度からの接近が考えられる.そこで,本稿では接近する角度や高度が異なる場合にもUWBレーダによりドローンの特徴的な反射信号が得られるかを実験的に検討した.