電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-8-15
DDS発振器の精密スペクトル分析
○平野 育(産総研)
発振器のスペクトル形状を精密に算出することは、電磁波と原子・イオン・分子の相互作用等を精密に解析するために必要不可欠である。水晶発振器等の非常に鋭く狭いスペクトルは、市販のスペクトルアナライザーでは分解能が1Hzであり、しかも、周波数安定度の高い周波数基準を利用しないと、キャリア近傍~1kHz程度までのスペクトルの精密な算出は難しいため、精密なスペクトルの算出はされていない。さらに、温度コントロールされた市販の周波数安定度の高い水晶発振器のキャリアに対するパワースペクトル密度は発振中心周波数から1Hzはなれると、-100dBc/Hz以下になり、スペクトルの半値幅、共振の鋭さQの精密な算出はなされていない。そこで、測定時間を1000sまで拡張することにより、周波数分解能1mHzでのスペクトル形状と位相雑音、振幅雑音の計算を行った。