電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-8-6
複数の劣化画像を用いた高精度画像修復とSAR画像への適用
○荒木優治・市毛弘一(横浜国大)
合成開口レーダ画像の問題点として,乗法的ノイズが発生し,光学画像にみられる加法的ノイズに比べて,軽減が困難とされる.加法的ノイズを軽減する方法として,複数の劣化画像を用いる方法が挙げられている.この手法では劣化画像に作用しているPSF(Point Spread Function)を用いることで,ノイズとともにPSFも除去することが可能であるが,計算時間が大きく,ノイズが大きい場合には,処理前よりも画像が劣化してしまうといった問題点 がある.本論文では,劣化画像を分割する手法を提案し,計算時間の削減,PSNR,SSIM の向上を目指す.さらにこの手法を合成開口レーダ画像に適用することで,マルチルック処理後のスペックルノイズ軽減についての検証を行なう.