電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-7-7
Webスクレイピングによって収集した高収益投資プログラムの運用に用いられたBitcoinアドレスの識別
○豊田健太郎・大槻知明(慶大)・P.Takis Mathiopoulos(アテネ大)
Bitcoinをはじめとする仮想通貨は送金のためのトランザクションに本人認証を必要としないため,マネーロンダリングや不当に高い利率を謳った高収益投資プログラム HYIP (High Yield Investment Programs) などに悪用される事例が報告されている.HYIPに関連した\Bitcoin の取引の傾向を分析することはフォレンジクスの観点から極めて重要であるが,HYIPに関連したBitcoinアドレスの収集はこれまで手作業で行われ,収集可能な検体数が少ないという問題点があった.HYIPの運用に用いられたBitcoinアドレスをWebスクレイピングにより自動的に収集する手法が提案されているが,その手法により得られたHYIPのBitcoin アドレスをその他の目的使用されたそれと識別できるかは明らかにされてない.そこで本稿では,Webスクレイピングにより収集したHYIPのBitcoin アドレスをその他の目的に使用されたBitcoin アドレスと教師あり機械学習により識別できるかを明らかにする.