電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-7-5
カードベースプロトコルの実行時間の評価に関する一提案
◎上田 格(東北大)・林 優一(奈良先端大)・水木敬明・曽根秀昭(東北大)
電子機器を用いずにトランプのようなカードを用いて、人間が実際に秘密計算を行う手法として、カードベースプロトコルがある。この研究分野の主な目標の一つに効率的なプロトコル開発を行うことがある。その性能評価を行う際、プロトコル中で使用するカードの数や種類の数、シャッフルの回数等が指標とされてきたが、既存の性能評価パラメータでは、プロトコルの実際の実行時間を見積もることは困難であった。従って本稿では、プロトコル中で実行するすべての操作を考慮し、操作数と操作時間を基にその性能評価を行う手法を提案し、既存のコミット型ANDプロトコルのいくつかに対して評価を行った。