電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-7-4
位相変調を用いた音響電子透かしの多ビット化と音質の改善
◎酒井遥嘉・岩城 護(新潟大)
近年,音楽信号に情報を埋め込む電子透かしという技術が注目されている.本稿では,1オクターブずつ異なる音が聴覚上同類と知覚されるオクターブ類似性をという性質を利用し,楽曲に対する音質と攻撃への耐性を保ちながら出来る限り多くの情報を埋め込む電子透かし手法を提案する.特に本手法では,メル周波数による音質改善と多ビット同時埋め込みによる高ビットレート化を試みた.実験の結果,提案手法では特にフレーム長が短い条件で音質の向上が見られ,音質と耐性が最低限の条件(IHC基準)を満たしている状態で,先行研究より高ビットレートでの情報埋め込みを実現することができた.