電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-5-1
聴力保護のための音楽の構造を考慮した音量制限方法の研究
◎岡部大輝・中藤良久(九工大)
近年,携帯音楽プレーヤーは音楽をどこにでも持ち運べるという利便性から普及が進んでいる.一方,過剰な音量(WHO基準85dB)での長時間に及ぶ音楽聴取が聴力損失を招く危険性があると指摘されている[1].そこで,ユーザが音楽を危険なレベルで聴取している時に,気付かれないように音量を下げることで,聴力損失を防ぐ方法が考えられる.先行研究[2]では,WHO基準 の85dBから音量を徐々に減衰させた時,ユーザが気づくまでのレベル差(減衰知覚レベル差)を調査しており,減衰知覚レベル差は減衰速度に依存しないことが分かっている.
本研究では,音楽の構造によって減衰知覚レベル差に違いが出るか,また,純音と帯域雑音における減衰知覚レベル差の音楽との比較を行う.