電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
C-2-30
外来信号を用いた信号源を持たない近距離通信の基礎実験
◎野崎大輝・横浜雄飛・小寺敏郎(明星大)
スペクトラムアナライザで空間を伝搬する信号を観測
すると数GHz までの帯域において放送波や携帯電話、
無線LAN 等様々な信号が観測できる。本研究ではこれ
ら空間の各種通信信号の中で常に一定の受信強度が得ら
れるテレビ放送波を電圧制御可能な反射体を用いて変調
をかける事で近距離通信に利用できないかを検討した。
この方法は自ら電波を放射しないことから法的制約を受
けない上に既存の周波数信号を用いることから周波数資
源の有効利用の点からも有効である。今回の実験ではテ
レビ放送波を用いたが更に広帯域動作の反射体と受信系
を組み合わせることにより使用者自身どの周波数で通信
しているのか分からない秘匿性の高い通信をも実現でき
ると考えられる。