電子情報通信学会総合大会講演要旨
AT-2-1
ペトリネットを利用した細胞内制御ネットワークのモデル化
○杉井 学・久保田 将・松野浩嗣(山口大)
システム生物学は,生物を一つのシステムと捉えた生命現象の理解とそのモデル化に始まる.これまで多くの生化学反応がモデル化され,シミュレーションされ,新しい事実が発見されてきた.生物学研究者は生化学的な手法を駆使して未知の反応を探り,生物情報学研究者は生命現象のモデル化を駆使して未知の反応を予測しようとしている.もし両者の手法や結果が,お互いに補完しあえるものであった場合,これまで以上の速さで未知の生命現象が明らかになっていく可能性が高い.本稿では,主に生命現象のモデル化に焦点を当て,特にペトリネットを用いたモデル化手法を中心に,これまでの取り組みを紹介する.