電子情報通信学会総合大会講演要旨
TK-4-3
教養に裏打ちされた言語行動主体を育てる ―変化の激しい時代において主体的に生き方の舵をとるために―
渡邉久暢(福井県立若狭高等学校)
変化の激しい時代において育むべき学力は「評価・批評・創造する力」といった「生きて働く高次の学力」である。国語科教育の目的は「言語を媒介とする認識力・伝達力」に基づく「言語行動主体の育成」にもある。確かな舵取りをして自分の人生の物語を編んでゆく言語行動主体を育成する上で重要となるのが「教養」であり、これを培う鍵となるのが「見方・考え方」である。高等学校国語科の実践「短歌を創ろう」で示すとおり、言語主体を裏打ちする教養は、各教科内容に対する深い学びの下でしか培われない。深い教養に裏打ちされた言語行動主体の育成が、変化の激しい時代において主体的に生き方の舵をとるためには重要となろう。