電子情報通信学会総合大会講演要旨
NBS-1-1
一様雑音及び2値雑音を用いた確率共鳴受信機の誤り率特性改善
◎田中裕也・中島康雄・山里敬也(名大)・田所幸浩(豊田中研)・荒井伸太郎(香川高専)
確率共鳴(SR)は雑音に対して系の応答が改善される特性を持つ現象として知られている.確率共鳴を発現する系を受信機に適用することにより,従来の受信機では検出すらできない極微弱な信号を受信できる可能性がある.本研究の目的は,確率共鳴系を用いることで超高感度な受信機を実現することである.受信機の高感度化は,送信電力の削減や他ユーザーへの干渉電力の抑制を可能とし,省エネや周波数帯域不足の問題解消につながると期待できる.これまでに,確率共鳴系において故意に印加する雑音としてガウス雑音を使用してきた.しかし,ガウス雑音以外の雑音を使用することで系の応答の向上が期待できる.本稿では,故意に加える雑音として,一様雑音と2値雑音を用いたときの確率共鳴受信機の誤り率特性を評価し,ガウス雑音との特性比較を行う.