電子情報通信学会総合大会講演要旨
N-2-2
受信感度以下の帯域制限されたBPSK信号を想定した確率共鳴受信機の誤り率評価
◎中島康雄・田中裕也・山里敬也(名大)・田所幸浩(豊田中研)・荒井伸太郎(香川高専)
確率共鳴(SR)系では適切な雑音を加えることによって信号の応答が向上する.
確率共鳴系を受信機に適用することにより,従来の受信機の受信感度以下の信号を通信に利用できる可能性がある.これまでには,振幅一定のBPSK信号に対する確率共鳴受信機についての通信品質の評価が行われていたが,実用される無線信号においては,信号をフィルタによって帯域制限する必要がある.その場合,振幅が変動するため,振幅への依存性の大きい確率共鳴の効果に影響を与える可能性がある.本稿ではroot raised cosine(RRC)フィルタを適用したBPSK信号を想定した確率共鳴受信機の誤り率特性を実験によって評価する.