電子情報通信学会総合大会講演要旨
N-2-1
成長するネットワークの次数分布推定の一般的枠組み
○林 幸雄(北陸先端大)
複雑ネットワーク科学の誕生以来, マスター方程式や母関数など主にフラクタル統計物理の手法を駆使したネットワーク指標の解析法や優れた計算アルゴリズムが開発されてきた. しかしながら, モデルごとに巧妙に工夫された手法が多い一方, 理論解析が困難な場合でも救済できる次数分布等の数値計算法は見出されていない. 本研究では, 平均的に古株ほど次数が大きくなる順序関係を持って成長するネットワークのあるクラスを考え, 解析的な導出が困難な場合でも数値的に次数分布が求められることを示す.