電子情報通信学会総合大会講演要旨
N-1-21
単純なマスクを用いたリザーバコンピューティングの時間遅延相互結合システムによる実現
◎手塚美和・菅野円隆・文仙正俊(福岡大)
リザーバコンピューティングとは脳を模倣した情報処理方式の一つである.この方式では前処理として入力信号にマスクを付加する必要がある.本研究では既存のマスクよりも単純なマスクを用いる.しかしながらこの場合,マスクを付加した入力信号の時間変化が遅くなる.これはリザーバの応答が複雑でなくなり,情報処理性能が低下する可能性がある.そこで本研究では,相互結合システムを用いることで,単純なマスクを用いてもリザーバコンピューティングを達成可能であることを数値計算により示す.本手法と従来の複雑なマスクを用いる手法の比較から,同程度の情報処理性能が得られることがわかり,マスクの単純化ができることを示した.