電子情報通信学会総合大会講演要旨
N-1-18
位相振動子ネットワークにおけるデータ同期の高速計算法について
○長 憲一郎・宮野尚哉(立命館大)
データ同期は,位相振動子ネットワーク上の集団同期現象を利用した特徴パターン抽出アルゴリズムである.各振動子の固有振動数に多変量データが入力され,特徴パターンのテンプレートは振動子の更新振動数で表現される.位相振動子は蔵本モデルに従って相互作用する.このとき,固有振動数のユークリッド距離が閾値以下のの振動子間にのみ,結合を生じさせる.その結果,振動子群は部分同期を起こし,複数の同期集団が形成される.それぞれの同期集団の共通振動数がテンプレートパターンベクトルを表現すると解釈することにより,自発的な特徴パターン抽出が可能になる.しかしながら,データ同期はデータ数が大きくなると,計算に膨大な時間がかかる.本報告では,計算回数を減らす手法を提案し,この手法を用いて特徴パターンの抽出が可能か調べる.