電子情報通信学会総合大会講演要旨
N-1-15
電子メトロノームの同期実験とその特性
隅野翔太・近藤 圭・◎嘉田久嗣・徳田 功(立命館大)
明暗サイクルに同調する概日リズムやホタルの集団発光のような同期現象は、理工学の様々の分野において幅広く確認されている。同期を起こす物理実験系としては、ビームの上に設置されたメトロノーム集団のように、振動体の変動が、ビームを通して他の振動体に直接伝わるような設定が多く見受けられる。本報告では、物理媒体を通して直接振動が伝わるのでなく、音によって同期する現象について調査する。具体的には、音入力に対して周波数が調整できる電子メトロノーム回路を作成し、2つの電子メトロノームの同期実験を行った。まず一方向に作用する同期実験を行い、同期領域(アーノルドの舌)を確認した。次に、双方向の作用によっても同期が起こることを確認した。さらに周波数デチューニングが大きな値をとる領域で、位相スリップが起こることを報告する。