電子情報通信学会総合大会講演要旨
H-4-11
テレビ音声へのオーバーラップを許容した音声補助情報サービスの検討
○今井 篤・田高礼子・尾上和穂・清山信正・佐藤庄衛・宮﨑太郎・熊野 正・山田一郎・岩城正和(NHK)
視覚障害者向けの放送サービスとして,人の表情や仕草などの補助情報をテレビ番組の副音声で提供する解説放送が行われている.解説放送では,放送音声に重ならないようにセリフとセリフの間に解説音声が挿入されており,特にドラマでは演出意図も考慮しながら注意深く制作されている.しかし,番組によってはセリフが間断なく存在したり,解説として伝えるべき情報が多すぎてセリフの間に入りきらない[1]など,放送音声と解説音声の重なりを許容せずにサービスすることが物理的に困難な場合も少なくない.そこで本稿では,テレビ主音声へのオーバーラップを許容した補助情報サービスの可能性について基礎的な検討を行ったので報告する.