電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-23-6
仮想家電による家電制御システム SIRECS2の研究
◎畠中貫太・Yonghwan Kim・片山喜章・高橋直久(名工大)
現在,数多くの種類の家電製品が一般家庭に広く普及するようになった.中には,情報家電と呼ばれるネットワーク接続に対応したものも台頭してきている.しかしその一方で,ネット接続に非対応な家電も未だに存在し続けている.
そこで,既存家電を含めてすべての家電を集中制御可能なシステムとして,本研究室では状況認識型家電制御システム(以下SIRECS)の開発・研究を行ってきた.SIRECSは,実機家電をシミュレートする仮想家電を搭載することで家電の状態を常に認識し,外部からのコントロールや家電の状態に応じた連携制御を可能にした.しかし,仮想家電の状態を保持するデータベース(以下DB)と仮想家電の状態遷移をシミュレートするためのDBがそれぞれ家電の数だけ必要であり,それに伴い情報量の肥大化やDBとの情報のやり取りの複雑化といった問題点が生じる.
そこで,家電を機能の集合と考え,各機能毎の状態遷移をシミュレートする機能シミュレータを構成し,仮想家電をこれら機能シミュレータの集合として定義し,実機家電の状態を仮想家電に同期させるように状態遷移させる新しい家電制御システム(SIRECS2)を提案する.