電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-21-2
脳波信号による音質評価法の検討(第2報)
○荻原昭夫(近畿大)・村田晴美(中京大)
音響信号を対象とした信号処理技術全般において、処理後の音響信号の音質を評価することは必要不可欠であるとともに非常に重要な事項である。近年の音響情報処理においては、原曲を自動的にアレンジする技術や、音楽理論的に調和する音響信号を付加する音楽電子透かし手法などのように、ある意味では原音から別種の音響信号を生成する処理が行なわれる場合がある。この場合、原音との比較による客観的音質評価手法を単純に適用する事は困難である。我々は、昨年度の信学総大において音響信号を単独で音質評価する試みの一つとして、簡易型脳波測定器を利用した脳波信号による音質評価法について基礎的な実験結果を報告した。引き続き本稿では、脳波測定の標準的な電極配置法である国際10-20法により得られた部位別の脳波信号による音質評価法について基礎的な評価実験を行なった結果を報告する。