電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-19-10
単独で復号できる機関のない属性ベース暗号
◎古田正幸・松澤智史・武田正之(東京理科大)
近年情報処理の新しい形態としてクラウド・コンピューティングが急速に普及している従来の暗号技術をさらに発展させた次世代の暗号技術として、暗号文のアクセス権限を制御する機能を暗号文自体に 組み込んだ「属性ベース暗号」というものがある。しかし従来の属性ベース暗号には属性を管理する機関が全ての暗号文を復号できるという問題点がある。属性を管理する機関が全ての暗号文を復号できない手法でも、結託耐性を持たせる機関が全ての暗号を復号できてしまう。本稿では、属性に応じた鍵のほかに条件に応じた別の値を用いて新たな鍵を生成を生成することによってユーザ間での結託攻撃に耐性をもちなおかつ単独で全ての暗号文を復号できる機関のない属性ベース暗号の手法を提案する。