電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-15-29
理解状況把握のための自信度統合S-P表の提案
◎荒川友樹・赤倉貴子・藤森 進(東京理科大)
生徒の理解度を測るためには,一般にテストが用いられる.S-P表分析はテストから得た正誤情報を可視化して分析する手法の一つで,統計的知識を持たない教師でも容易に利用できる利点がある.しかし,正誤情報による分析のみでは,生徒が問題に正答した場合でも,それが確実な理解をした上で正答している反応なのかなどの理解状況の詳細を把握できない.そこで本研究では,理解状況の分析に自信度情報を加味した「自信度統合S-P表」を提案する.本研究の目的は,自信度情報を含めたデータから従来のS-P表分析では検知できなかった理解状況を把握することである.実験により本手法を用いて理解状況が望ましくない生徒や問題を検知できることを確認した.