電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-14-13
スマートフォンにより収録される発話音声のカオス論的特徴量
○塩見格一(電子航法研)
筆者は,発話音声信号に対してカオス論的手法により定義される特徴量を利用する居眠り警告技術の実現を目指して研究開発を進めている。音声処理のプラットフォームとしてスマートフォンを利用することが可能であれば,この技術には様々な展開が期待されるが,スマートフォンにおいて音声信号は,その明瞭度を向上させる加工がなされており,上記特徴量は一般的なマイクロフォンとは全く異なる様相を示す。
8人の被験者により実施した音声収録実験の結果からは,スマートフォンにより収録された発話音声から算出されるCEM値から計算される確率密度関数が,一般的なマイクロフォンによるものに比較して,著しく歪な形をしていることが明らかになった。