電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-12-62
拡張現実感における平面上のハイライトを考慮したマーカ除去
◎中村勇貴・河合紀彦・佐藤智和・横矢直和(奈良先端大)
撮影した映像中にCGを重畳する拡張現実感の分野において, ARマーカを用いる場合, ARマーカがARシーンの現実感を低下させるという問題がある. これを解決する手段として, 現実世界のARマーカを映像中からリアルタイムに除去可能な隠消現実感に関する研究が行われている. しかし, 隠消現実感を実現するいずれの手法においても鏡面反射が生じる環境においては違和感のないマーカの除去が実現できていない. 本稿では, 撮影画像からシーンの照明環境を推定した上で, これを背景画像の輝度調整に反映することで, 鏡面反射によりハイライトが生じるシーンにおいても自然にARマーカを除去する手法を提案する.