電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-62
ナンバープレート数字画像認識に適合した画素値選択型超解像
○辻 広生(滋賀県警)・福水洋平・道関隆国・山内寛紀・中瀬裕太(立命館大)・吉川 歩(甲南大)
防犯カメラ画像に映る車両ナンバープレートの数字情報は,犯罪捜査において有用な情報となる.しかし,多くの場合,防犯カメラ画像は劣化が顕著であり,ナンバープレート数字を認識することが困難である.そこで,劣化ナンバープレート数字画像認識に適合したマルチフレーム超解像を提案する.提案法は複数の対応する低解像度画像の画素値から適切な画素値を選択することにより,画像の劣化を抑え,エッジ付近における高周波数成分を保持する.本稿では計算機実験を行い,提案法と従来法(最尤推定によるマルチフレーム超解像)の性能を比較した.実験の結果,提案法を適用した場合,従来法を適用した場合よりも,数字認識の正答率が約5パーセント改善した.また,提案法を適用した場合,従来法を適用した場合よりも,適合度(正答の数字に対する画素ごとの類似度)は約9パーセント向上した.