電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-47
変換係数の曲線近似による符号化効率改善の検討
○根本慎平・松尾康孝・神田菊文(NHK)
本稿では、符号化技術において直交変換後の変換係数を一次元配列化した際の減衰特性に着目し、その近似曲線を利用する方法を提案する。提案法では減衰形状に基づいた近似曲線を作成して、変換係数と近似曲線の差分値を量子化することで、量子化係数を零付近に偏らせて二値化処理後の符号量を低減させる。近似曲線は減衰係数と位相係数をもち、各係数値は選択式である。提案法の数値シミュレーションでは、変換ユニットの各変換係数が正負に偏りがある分布および正負に分散する分布の両方で近似して符号量を抑制できることを示している。