電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-45
段階的DCT符号化のための係数単位の円弧に沿った両方向イントラ予測
◎中馬高明・松田一朗・亀田裕介・伊東 晋(東京理科大)
動画像符号化の国際標準方式であるH.265/HEVCなどに採用されている方向性イントラ予測は,特定方向の直線上に存在する参照画素から予測値を得ているため,非直線的なテクスチャの予測には適さない.これに対し我々は,角度と曲率を指定して得られる円弧に沿った予測手法を提案している.この手法は,円弧の両端に参照画素が存在する場合,空間方向の内挿処理に基づいた両方向予測も可能である.本稿では上記の手法をDCT係数単位の符号化処理に導入することにより,両方向イントラ予測を適用可能なブロックを増加させ,符号化効率の改善を図る.本手法を我々が先に開発しJPEG画像のロスレス再符号化方式に実装した結果,円弧を持ちいない場合と比較して符号化レートを0.3%程度削減することができた.