電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-10-4
冗長故障の等価性を用いた遷移故障冗長判定
◎片山七海・岩田大志・山口賢一(奈良高専)
テストパターンを求める手法としてATPG(Automatic Test Pattern Generation)アルゴリズムが一般的に用いられているが,大規模回路に対しては,時間をかけても冗長判定が行えず,信頼性を確保できない.著者らは,2つの回路が等価であるとき計算が速くなる特徴をもつ等価検証ツールを用いた縮退故障の冗長判定を提案した.この手法では,ATPGアルゴリズムに比べ時間を大幅に削減し,故障検出効率100%を達成した.本研究では遷移故障を冗長判定するために,遷移故障を時間展開し縮退故障の冗長判定手法を用いる.完全スキャン設計されたITC'99ベンチマーク回路のb04,b14に対してATPGツールと提案手法を適用した結果,提案手法は両方の回路で故障検出効率100%を達成し,b14に対しては約12倍の高速化を実現した.