電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-8-3
品質工学的手法を用いた避難シミュレーションモデルの評価
○大場汐莉・伊藤 尚・的場隆一(富山高専)・橋本優花・五味伸之(福井高専)・谷 賢太朗(事業創造大)・前田義信(新潟大)
災害が起こった際,被害を最小限におさえるためには円滑な避難が必要であるが,避難実験を繰り返し行うことは困難である.そこで本研究では,避難実験を再現するために,マルチエージェントシミュレーションを用いた避難行動モデルを構築することを目標としている.その際に,モデルのパラメータを,品質工学的手法を用いて設計している.実実験の結果に近づけるために,SN 比の高い条件を選び調節する必要があるが,シミュレーション回数に対してSN 比が単調に増加しないという問題点があった.そこで,要因として考えられるエージェントの探索アルゴリズムの改善を行うことで,SN 比の向上を目指すことを試みた.結果として,従来手法に比べ実験結果の安定性が得られ,SN 比が向上した.