電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-7-2
肯定/否定の意思決定における前頭脳波活動
○杉本俊二・杉山健太・堀川順生(豊橋技科大)
脳-コンピュータインタフェース(BCI)の研究では、脳波(EEG)や事象関連電位(ERP)などを用いて、提示された平叙文や疑問文に対する肯定/否定の意思表示を脳活動から検出する試みが続けられている。しかし肯定/否定の意思表示に直接に関連する脳活動については現在のところわかっていない。本研究では、同意を求める文(例えば「夕日はきれい/きたないですよね」)を提示し,被験者が肯定/否定の意思を示したときの脳波を計測した。その結果、述部の分岐後300-400msにおいて、右前頭を中心とする陽性成分の増大が否定時に大きな振幅で観察されることが示された。本結果は、脳波を用いて肯定/否定の意思表示を検出できる可能性を示す。