電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-3-3
グラフ処理を用いたトレース解析システムの構築
◎楠 和馬(同志社大)・久米 出(奈良先端大)・波多野賢治(同志社大)
 トレース解析や兆候解析はプログラムの理解に大きく貢献するが,メモリ不足や多大な解析時間が問題とされていた.そのため,トレース解析には解析に必要なプログラムの実行に関する情報のみに削減したトレースが扱われてきた.しかし,情報量を削減したトレースでは適用可能なトレース解析が限られる問題がある.
 そこで本稿では,情報を削減せずに将来的な拡張が考慮された汎用的なトレースを扱い,柔軟にトレース解析を適用できる環境を構築する.またトレースのグラフ構造に着目し,グラフデータベースを用いてトレースを格納する.さらに,グラフ処理によるトレース解析を実装可能にすることでトレース解析の実装を簡易化する.